トピックスtopics

トピックス

ゴルフ場で使用される農薬に係る令和6年度水質調査結果について

10月6日環境省より

 

令和6年度に全国のゴルフ場で実施された排出水などの水質調査の結果が公表され、排水口で水質汚濁に関する指針値を超えた事例が2件、水産生物への影響指針値を超えた事例が7件確認されました。環境省は、都道府県に対して原因の分析と再発防止に向けた注意喚起を求めています。

 

1.経緯

環境省はゴルフ場の農薬使用適正化を推進しており、水質汚濁防止の「水濁指針値」と生態系保全の「ゴルフ場で使用される農薬による水質汚濁の防止及び水域の生活環境動植物の被害防止に係る指導指針」を設定しています。農薬取締法改正を踏まえ、令和2年3月に自治体向けの「指導指針」を策定しました。都道府県等が同指針に基づき調査・指導を実施し、環境省は毎年結果を取りまとめて公表しています。

 

2.令和6年度水質調査結果の概要【前年度調査実績】

[1]調査が実施された都道府県数:47【47】

[2]調査対象となったゴルフ場数:延べ2,095か所【延べ1,730】

[3]総検体数:35,012検体【36,244】

[4]排水口調査検体数:10,310検体【9,740】

[5]水濁指針値超過検体数:2検体(別表1、2のとおり)【0】

[6]水産指針値超過検体数:7検体(別表1、2のとおり)【7】

 

3.調査結果を踏まえた対応

環境省は排水口調査で水質や水産への指針値を超えた事例が確認されたため、都道府県に対しゴルフ場関係者へ農薬使用の注意喚起を行うよう求めています。また、一部の分析で基準値を超過しているか判断できない事例が続いていることから、該当県に対して分析方法の精度向上を指示しました。

 

4.添付資料

【別表1】 都道府県別の水質調査結果

【別表2】 農薬別の水質調査結果(排水口)

[参考資料]ゴルフ場で使用される農薬による水質汚濁の防止及び水域の生活環境動植物の被害防止に係る指導指針(令和2年3月27日)

 

5.連絡先

 環境省水・大気環境局 環境管理課農薬環境管理室

 代表:03-3581-3351 直通:03-5521-8311

 室長:浮穴学宗 室長補佐:松浦秀幸 担当:嶋川舞 担当:渡部佑樹

 

▼参照データURL(環境省)

https://www.env.go.jp/press/press_01059.html

 

 

【お問合せ・詳細情報】

 分析部サービスに関するご相談・お問い合わせは下記までご連絡ください。

 TEL: 045-780-6180

 お問合せフォームはこちら